アドミッションポリシー

  • 数学と物理学の基礎学力を有し、ものづくりに興味のある人
  • メカトロニクスの専門知識を学ぶ意欲があり、仲間と協力できる人

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)

機械工学と電子工学、制御工学に関する専門知識を有し、 機械・電子・通信などの分野を融合したメカトロニクスを システム思考に基づいて設計・開発でき、将来の産業に貢献できる 実践的な人材を養成する。このため、以下の知識・能力を身につけ、 卒業に必要な単位を修得した学生に学士の学位を授与する。

  • 機械工学と電子工学、制御工学の基礎知識
  • センサ素子やアクチュエーター、知能化技術等、メカトロニクスに関する知識と技術
  • 今までにないものを作る想像力および創造力

教育課程編成・実施の方針(カリキュラムポリシー)

人を援ける賢いシステムを実現するためメカトロニクス技術を創出・応用できる能力と、産業の幅広いニーズを満たすシステムを設計・開発・運用できる実践力を身につける。

知能メカトロニクス学科では、 次の特徴をもつカリキュラムにしたがって学修を進めます。

  • 人間・機械・環境を融合し、他分野も見据えたシステム思考の習得
  • プロジェクト型実践演習を中心とした少人数による実践的技術者の育成
  • 最新の研究機器を活用した学生実験や、理解を深めるための演習の実施
  • プレゼンテーション、コミュニケーション能力訓練の機会を多数設定

プロジェクト型実践演習

実践的な技術者養成のためのプロジェクト型実践演習(知能メカトロニクス通論I)

機械技術と電子技術から作られたメカトロニクス機器を自動で動かすためには、 頭脳となるAIが必要です。知能メカトロニクス通論Iでは、 少人数でチームを組んで自動で動作するロボットを製作する演習を行います。 授業の前半には、ロボット製作のための基礎として、 マニュアルに従ってロボットキットを段階的に組み立てと機能確認を行うことを 通して、議論の方法や、モーターやセンサー等の機能部品・ソフトウェアの使用法 について学びます。 授業の後半ではあらかじめ決めた競技課題に対し、 チームごとに達成に向けた議論を行い、 機能しうるロボットとしてハードウェア・ソフトウェアを製作します。 そして製作したロボットにより競技を行い、その能力を競います。 またなぜそのようなロボットとなったのか、 チームごとにプレゼンテーションを行います。 2018年度は家の屋根から雪を下すロボットを製作し その雪下ろしの能力を競いました。

目的達成に向けたグループ発想力と、実現する知識が形にした「スピーディ雪下ろ しデモ」。
この延長線上に、未来の雪下ろしシステムができるかも。

履修モデル

将来活躍が期待される分野ごとに必要となる専門知識・技術を身につけることができる履修モデルにしたがって学修する。

将来の目標とする技術者に関連して、機械設計,エレクトロニクス関連、 電子デバイス関連、制御メカトロニクス関連の4つの履修モデルを設けています。 知能メカトロニクス学科のみならず、本学の他学科とも協力して、 想定される幅広い活躍分野にとって必要となる専門知識・技術を 身につけることができる履修モデルです。

機械設計技術者

設計工学や制御工学に関する基礎知識と応用知識を活用して 生活の向上や生産現場の自動化等を支える技術者を育成する。 また、次世代の先端技術にも対応が可能な柔軟性のある設計や 開発に果敢に挑戦する人材の養成をする。

エレクトロニクス関連の技術者

電気・電子回路学、電磁気学,通信システムに関する基礎知識と応用力を生かし、 自動運転車などの次世代技術の基盤となる 電子機器や通信システムを設計・開発できる エレクトロニクス関連の技術者を養成する。

電子デバイス関連の技術者

電子物性、電子デバイス工学、応用センシング工学等に関する 基礎知識と 応用力を生かし、無機・有機の半導体材料、液晶材料、 グラフェン等の 新規材料を用いた次世代の電子デバイスや フォトニックデバイスの開発に貢献できる技術者を養成する。

制御メカトロニクス関連の技術者

制御理論および実装に関する基礎知識と応用力を備え、輸送機械や工場の自動化などの設計、開発の分野で活躍できる制御メカトロニクス関連の技術者を養成する。